第6回 外交論文コンテストにご応募いただき、誠にありがとうございました。
ここに入賞作品をご紹介いたします。
最優秀賞
柳津 聡 様(高校生)
防災を通じた気候変動への適応に関する日本の外交戦略
【講評】
柳津論文は、気候変動対策を「緩和策」と「適応策」に分け、「適応策」における日本の貢献を論じたものである。着眼点がよく論旨も明快であった。ビジネス化の提言も現実的で、課題も正しく認識しており、最終選考作品の中でもひときわ完成度の高い論文であった。
佳作
内海正巳 様(会社員)
国益の観点から尖閣問題の解決策を探る
【講評】
内海論文は、複雑な尖閣問題を細分化したうえで可視化・数値化する試みがユニークであった。実際には、国内政治や米国との関係など、ほかに取り上げるべき要素があるにしても、そのアプローチは合理的な対外政策のあり方を考えるうえで、大いに参考になるものであった。提言の実現性という面でやや物足りなかった点が、惜しまれる。